エンディングノートおすすめ10選|選び方から親への渡し方まで完全ガイド

エンディングノートおすすめ10選|選び方から親への渡し方まで完全ガイド

「エンディングノートを書きたいけれど、どれを選べばいいかわからない」「親にプレゼントしたいが、嫌がられないか心配」そんな悩みをお持ちではありませんか?エンディングノートは種類が多く、価格も内容もさまざまです。この記事では、初心者から本格派まで目的別におすすめ10冊を厳選し、選び方のポイントから親への渡し方まで徹底解説します。ぜひ最後まで読んで、あなたにぴったりの1冊を見つけてください。

目次

【比較表あり】エンディングノートおすすめ10選を徹底紹介

【比較表あり】エンディングノートおすすめ10選を徹底紹介

数多くのエンディングノートの中から、書きやすさ・項目の充実度・デザイン・価格の4軸を基準に厳選した10冊を紹介します。

初めて購入する方でも迷わないよう、それぞれの特徴を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

おすすめエンディングノート10選一覧【比較表】

まずは10冊の主要スペックを比較表で確認しましょう。価格・ページ数・特徴を一覧にまとめました。

商品名 価格(税込) ページ数 特徴 こんな人に最適
コクヨ『もしもの時に役立つノート』 約990円 96ページ 国内最大手・見やすいレイアウト 初心者・プレゼントにも
学研ステイフル『エンディングノート』 約1,100円 112ページ 豊富な項目・解説付き しっかり記録したい人
日本法令『もしものときのノート』 約1,650円 128ページ 法的事項まで網羅 財産・法的整理重視の人
主婦の友社『私の覚え書き』 約1,320円 104ページ おしゃれな表紙・プレゼント向け 親へのギフト用
永岡書店『エンディングノート』 約880円 80ページ シンプル設計・書き込みやすい 初めての人・シニア向け
マルマン『ライフプランノート』 約1,430円 120ページ カバー付き・保管しやすい 長期保管を重視する人
ナカバヤシ『エンディングノート』 約1,100円 96ページ 写真貼り付けスペース充実 思い出を残したい人
日記屋月光『終活ノート』 約1,980円 144ページ ハードカバー・高級感あり 本格派・しっかり派
自治体配布版(無料) 無料 自治体による 地域の相談窓口情報付き 費用を抑えたい人
厚生労働省ダウンロード版(無料) 無料 PDF形式 公式・印刷して使用 まず試してみたい人

初心者向け|書きやすさ重視のおすすめ3選

「エンディングノートを初めて書く」という方には、記入欄が広く・文字が大きく・項目の解説が丁寧な商品を選ぶことが挫折防止のカギです。

① コクヨ『もしもの時に役立つノート』(約990円)

国内文具メーカーの最大手コクヨが手がける定番商品です。1行あたりの記入欄が広く、フォントも大きめで視認性が高いのが特徴。各ページに「なぜこの情報が必要なのか」の説明が添えられており、初心者でもつまずかずに書き進められます。96ページで日常的な持ち歩きにも適したサイズ感です。

② 永岡書店『エンディングノート』(約880円)

80ページというコンパクトな構成で、「まず基本項目だけ埋めてみたい」という入門者に最適です。余白が多く、プレッシャーなく書き始められる設計になっています。価格も税込880円程度と入手しやすく、書店でも広く取り扱われています。

③ ナカバヤシ『エンディングノート』(約1,100円)

写真を貼り付けるスペースが各所に設けられており、文章を書くのが苦手な方でも写真を通じて記録を残せます。記入欄はシンプルかつ大きく、視力が低下し始めたシニア世代にも好評です。

しっかり派向け|項目充実のおすすめ3選

「財産・医療・葬儀・人間関係など、できる限り詳しく記録したい」という方には、項目数が多く・専門的な内容まで網羅した充実タイプがおすすめです。

① 学研ステイフル『エンディングノート』(約1,100円)

112ページで、基本情報から財産・医療・葬儀・デジタル遺産まで幅広く記録できます。各セクションに専門用語の解説が充実しており、法律的な概念もわかりやすく説明されています。全国の書店で手に入りやすく、知名度も高い安心の1冊です。

② 日本法令『もしものときのノート』(約1,650円)

法律専門出版社が手がける本格派ノートで、財産管理・相続・後見人制度など法的事項の記載欄が充実しています。128ページにわたる詳細な構成で、遺言書作成への橋渡し的な役割も担えます。税理士・弁護士との相談を控えている方にも適しています。

③ 日記屋月光『終活ノート』(約1,980円)

144ページのハードカバー仕様で、長期保存に耐える高品質な作りが特徴です。財産・医療・介護・葬儀・思い出と全セクションが丁寧に設計されており、「一生ものの記録」として残したい方に最適です。価格は約1,980円とやや高めですが、その分の質と満足感があります。

親へのプレゼント向け|贈りやすいおすすめ2選

親へのプレゼントとしてエンディングノートを選ぶ場合、「終活感」が出すぎないデザインと、受け取った親が前向きに使えるポジティブな雰囲気が重要なポイントです。

① 主婦の友社『私の覚え書き』(約1,320円)

花柄やナチュラルテイストの表紙デザインが豊富で、一見するとおしゃれな日記帳のような外観です。「エンディングノート」という表記を前面に出しておらず、親が受け取っても抵抗を感じにくいのが大きな強みです。内容は104ページで必要な項目をしっかりカバーしています。

② マルマン『ライフプランノート』(約1,430円)

カバー付きでギフトにも見映えのする1冊です。「ライフプランノート」という名称のとおり、過去・現在・未来を記録するポジティブなトーンで構成されており、「終わりの準備」ではなく「自分の歩みを振り返る」感覚で使えます。贈り物に添えるメッセージカードとセットで渡すと喜ばれます。

無料で始めたい人向け|ダウンロード・自治体配布2選

「まずは試してみたい」「費用をかけずに始めたい」という方には、無料で入手できる選択肢が2つあります。

① 自治体配布版(無料)

多くの市区町村が住民向けに無料のエンディングノートを配布しています。地域の医療機関・相談窓口の情報が掲載されていることが多く、実用性が高いのが特徴です。お住まいの市区町村の窓口や公式ウェブサイトで「エンディングノート 無料」と検索すると入手方法を確認できます。

② 厚生労働省ダウンロード版(無料)

厚生労働省は人生の最終段階における医療・ケアに関する情報をまとめたガイドラインや関連資料を公開しています。PDF形式でダウンロードして印刷するだけで使用でき、費用は一切かかりません。参考:厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」

迷ったらこれ!目的別おすすめ早見表

迷ったらこれ!目的別おすすめ早見表

「比較表を見てもまだ迷う」という方のために、目的別に最適な1冊をすぐに判断できる早見表を用意しました。

あなたの状況 おすすめ商品
初めてで何から書けばいいかわからない コクヨ『もしもの時に役立つノート』
できるだけ詳しく記録したい 日本法令『もしものときのノート』
親へのプレゼントにしたい 主婦の友社『私の覚え書き』
費用をかけたくない・まず試したい 自治体配布版 or 厚生労働省PDF
写真も残したい・文章が苦手 ナカバヤシ『エンディングノート』
長く保管できる高品質なものがほしい 日記屋月光『終活ノート』

【結論】編集部イチオシはコクヨ「もしもの時に役立つノート」

数ある選択肢の中で、編集部が最もおすすめするのはコクヨ『もしもの時に役立つノート』(約990円)です。

その理由は大きく3点あります。第一に、記入欄が広く・フォントが大きく・解説が丁寧で、エンディングノートを初めて書く方でもつまずきにくい設計になっています。

第二に、全国の書店やネット通販で手軽に入手でき、税込990円という手に取りやすい価格が魅力です。

第三に、コクヨは日本最大手の文具・オフィス用品メーカーであり、品質・耐久性ともに信頼性が高く、長期保管にも安心です。自分用にも親へのプレゼントにも使える万能の1冊として、迷ったら最初にこちらを手に取ることをおすすめします。

タイプ別クイック診断|あなたに合う1冊がわかる

以下の質問に答えるだけで、あなたに最適なエンディングノートの種類がわかります。

Q1. エンディングノートを書く目的は?

  • A:自分の意思や気持ちを家族に伝えたい → 書きやすさ重視の初心者向け3選へ
  • B:財産・法的事項まで詳しく記録したい → しっかり派向け3選へ
  • C:親へのプレゼントにしたい → プレゼント向け2選へ
  • D:まず費用ゼロで試したい → 無料2選へ

Q2. 書く頻度・ペースはどのくらいを想定している?

  • A:一気に全部書きたい → 項目充実タイプ(128ページ以上)
  • B:少しずつゆっくり書きたい → コンパクトタイプ(80〜96ページ)

この2問の答えを組み合わせるだけで、最適な1冊の方向性が絞り込めます。

失敗しないエンディングノートの選び方5つのポイント

失敗しないエンディングノートの選び方5つのポイント

エンディングノートを購入してから「思っていたものと違った」と後悔しないために、事前に押さえておくべき5つの選択基準を解説します。

項目の充実度で選ぶ|薄型と詳細タイプの違い

エンディングノートのページ数は商品によって80ページ〜144ページと大きな差があります。

薄型(80〜96ページ)は基本情報・緊急連絡先・医療希望・葬儀希望などの必須項目に絞った構成です。「書くことが多すぎて挫折した」という方には、シンプルなタイプのほうが長続きします。

詳細タイプ(112〜144ページ)は、上記に加えて財産目録・デジタル遺産・保険情報・人間関係図・思い出の記録など、多彩な項目が用意されています。一度しっかり書けば、家族にとって非常に役立つ情報源になります。

選び方のコツは、「書けそうな項目数」より「書き続けられるかどうか」を優先することです。書き終わらない詳細ノートより、基本だけ書き終えた薄型ノートのほうが実際には役立ちます。

書きやすさで選ぶ|記入欄のサイズと文字の大きさ

記入欄のサイズと印刷フォントの大きさは、実際に使い続けられるかどうかに直結する重要な要素です。

一般的なエンディングノートの行間は約8〜10mmです。視力が低下しているシニア世代や、細かい文字が苦手な方は、10mm以上の行間が確保されている商品を選ぶと書きやすくなります。

また、名前・住所・電話番号などを記入する欄の横幅も確認しましょう。欄が狭すぎると字が小さくなりすぎて、後で読み返したときに判読できなくなるリスクがあります。実店舗で購入する際は、実際にペンで試し書きしてみることをおすすめします。

デザイン・装丁で選ぶ|終活感のないおしゃれなものも

エンディングノートというと「暗い・重い」イメージを持つ方も多いですが、近年は日記帳や手帳と見間違えるほどおしゃれなデザインの商品も増えています。

自分用として書棚に置いておくなら、見た目が気に入った商品のほうが継続的に使いやすくなります。また、親へのプレゼントとして渡す場合は、「エンディングノート」という文字が表紙に大きく書かれていない商品を選ぶと受け取ってもらいやすいです。

装丁(製本の方法)も重要です。ハードカバーは耐久性が高く長期保存に向いていますが、価格が高くなります。ソフトカバーは価格を抑えられますが、保管時にカバーをつけるなどの工夫が必要です。

価格帯で選ぶ|無料から2,000円まで徹底比較

エンディングノートの価格帯は大きく4段階に分類されます。

価格帯 主な商品 特徴
無料 自治体配布版・厚生労働省PDF 試しやすい・地域情報つき
〜1,000円 コクヨ・永岡書店など 手軽・書店で入手しやすい
1,000〜1,500円 学研・主婦の友社・ナカバヤシなど 項目バランスが良い・ギフト向けも
1,500〜2,000円 日本法令・日記屋月光など 本格派・高品質・長期保管向け

価格が高いからといって必ずしも自分に合うわけではありません。目的と予算のバランスを考えて選ぶことが重要です。初めての方には1,000円前後の商品が最もコストパフォーマンスに優れています。

用途で選ぶ|自分用・親へのプレゼント用の違い

自分用として選ぶ場合は、書き心地・項目の充実度・自分の好みのデザインを優先します。長く使い続けることが重要なので、「続けやすさ」を最重視してください。

親へのプレゼント用として選ぶ場合は、以下の3点を優先しましょう。

  • 表紙に「終活」「エンディング」が目立たないデザイン
  • 文字が大きく記入欄が広い(高齢者が書きやすい仕様)
  • ギフトとして見映えのする装丁・パッケージ

親へのプレゼントの場合、商品の品質だけでなく渡し方・タイミング・言葉選びも非常に重要です。この点については後の章で詳しく解説します。

エンディングノートはどこで買える?購入場所と価格一覧

エンディングノートはどこで買える?購入場所と価格一覧

エンディングノートは複数の場所で入手できます。購入場所によってメリット・デメリットが異なるため、自分の状況に合った方法を選びましょう。

書店・文具店で買う場合のメリット・デメリット

メリットは、実物を手に取って確認できる点です。記入欄の大きさ・フォントサイズ・紙質・装丁の質感を実際に確かめてから購入できます。特にシニア世代の方や、書き心地を重視する方には書店購入がおすすめです。

デメリットは、取扱い商品の種類が限られる点です。小規模な書店では2〜3種類しか置いていないこともあり、豊富な選択肢から選びたい方には不向きです。また、価格の比較がしにくいというデメリットもあります。

紀伊國屋書店・ジュンク堂・文教堂などの大型書店では、終活コーナーに10種類以上を取り揃えているケースが多く、比較検討しやすい環境が整っています。

Amazon・楽天などネット通販で買う場合

ネット通販の最大のメリットは豊富な種類と価格比較のしやすさです。AmazonではAmazonのレビューを参考にしながら数十種類を比較でき、楽天では送料無料・ポイント還元を活用したお得な購入が可能です。

また、外出が難しいシニア世代や、近くに大型書店がない地域にお住まいの方にとっても、ネット通販は便利な選択肢です。

デメリットは、実物を確認できない点です。レビューの内容をよく読み込み、特に「記入欄の大きさ」「紙の質感」に関するコメントをチェックしてから購入することをおすすめします。

ダイソー・セリアなど100均で買う場合

ダイソーやセリアなどの100円ショップでも、110円(税込)でエンディングノートが購入できる場合があります(店舗・時期によって品揃えが異なります)。

100均のエンディングノートは基本的な項目は網羅しているものの、ページ数が40〜60ページ程度と少なく、記入欄の広さや紙質は市販品に比べると劣る傾向があります。

「まず試してみたい」「書くことに慣れるための練習用」として使う分には十分な選択肢です。ただし、長期保管や本格的な記録を目的とする場合は、1,000円前後の専門商品への移行をおすすめします。

エンディングノートとは?押さえておきたい基礎知識

エンディングノートとは?押さえておきたい基礎知識

エンディングノートを選ぶ前に、そもそも何のためのものなのか・遺言書とどう違うのかを理解しておくことが重要です。

エンディングノートの役割と遺言書との3つの違い

エンディングノートとは、自分の人生の終わりに備えて、医療・介護・葬儀・財産・人間関係などに関する希望や情報を記録しておくノートです。

よく混同される遺言書との違いを3点で整理します。

比較項目 エンディングノート 遺言書
法的効力 なし あり(相続に効力)
書き方 自由・市販ノートに記入 法定の形式が必要
目的 希望・思いの伝達 財産分配の法的指定

エンディングノートに法的効力はありませんが、家族への意思伝達ツールとして非常に重要な役割を果たします。特に医療における延命治療の希望や、葬儀の形式については、エンディングノートに記しておくことで家族の負担を大きく減らせます。

遺言書に関する詳細は、民法(e-Gov法令検索)をご参照ください。

エンディングノートに書く7つの項目一覧

一般的なエンディングノートには、以下の7カテゴリの情報を記録します。

  1. 基本情報:氏名・生年月日・本籍地・血液型・マイナンバーなど
  2. 緊急連絡先・家族情報:家族・友人・主治医の連絡先
  3. 医療・介護の希望:延命治療の希望・臓器提供の意思・かかりつけ医・持病・服薬情報
  4. 財産・保険情報:預貯金口座・不動産・生命保険・株式・借入金
  5. デジタル遺産:SNSアカウント・パスワード・サブスクリプション一覧
  6. 葬儀・お墓の希望:葬儀の形式・参列者の範囲・お墓の希望
  7. 家族へのメッセージ:感謝の言葉・伝えておきたい思い出

すべての項目を一度に書く必要はありません。まず①②だけ記入してから、徐々に他の項目を埋めていくアプローチが続けやすくおすすめです。

エンディングノートを買ったら最初にやる3ステップ

エンディングノートを買ったら最初にやる3ステップ

エンディングノートを購入したものの「どこから始めればいいかわからない」という方のために、最初の3ステップを解説します。このステップに沿えば、10分で最低限の内容を記入できます。

ステップ1:基本情報だけ10分で埋める

最初のステップは、氏名・生年月日・住所・血液型・マイナンバーという基本情報だけを記入することです。

これらは全て手元にある情報なので、ノートを開いてから10分以内に記入できます。「全部書こう」とせず、まず1ページだけ埋めることを目標にすることが、挫折しないコツです。

ここで重要なのは「完璧に書こうとしない」こと。空欄があっても構いません。後から少しずつ追記していくことで、最終的に充実したノートになります。

ステップ2:緊急連絡先を3人だけ記入する

次に、もしものときに最初に連絡してほしい3人の氏名・電話番号を記入します。

具体的には、家族(配偶者や子ども)・親しい友人・主治医を記入することが一般的です。この3件を書くだけで、緊急時に家族が判断に困る状況を大幅に減らすことができます。

スマートフォンの連絡先を見ながら書けば、5分程度で完了します。緊急連絡先だけ記入したノートでも、未記入のノートよりはるかに価値があります。

ステップ3:保管場所を家族に伝える

最後のステップは、ノートをどこに保管するかを決め、その場所を信頼できる家族に伝えることです。

どれだけ丁寧に書いたエンディングノートも、家族が存在を知らなければ意味がありません。保管場所は分かりやすい場所(書棚・引き出しなど)を選び、「もしもの時はここを見て」と伝えておきましょう。

鍵のかかる場所に保管する場合は、鍵の在処も併せて伝えておくことを忘れずに。また、定期的(年に1回程度)に見直すことも大切です。

親にエンディングノートを渡すときの3つのコツ

親にエンディングノートを渡すときの3つのコツ

「親にエンディングノートをプレゼントしたいけれど、嫌がられないか心配」という声は非常に多いです。渡し方・言葉選び・タイミングの3点を工夫するだけで、スムーズに受け取ってもらえる可能性が大きく上がります。

「終活」という言葉を使わずに伝える方法

「終活のためにこれを書いて」という言い方は、親にとって「自分はもう終わりに近い」という印象を与えてしまい、抵抗感を生む原因になります。

代わりに、以下のような言葉を使いましょう。

  • 「お父さん・お母さんのことをもっと知りたくて」
  • 「もしものとき、私たちが困らないように教えてほしいことがあって」
  • 「自分も書いてみたら意外と整理できてよかったから、一緒にやってみない?」

「親のため」ではなく「家族のため・自分のため」という視点で伝えることが、受け入れてもらいやすくなるポイントです。自分もすでに書いていると伝えると、より自然な流れで話を進められます。

誕生日・敬老の日など自然なタイミングで渡す

エンディングノートを唐突に渡すのではなく、自然なプレゼントのタイミングを活用すると受け取ってもらいやすくなります。

おすすめのタイミング例

  • 誕生日プレゼントとして(「長生きしてほしいから」という文脈で)
  • 敬老の日のギフトとして(感謝のメッセージカードと一緒に)
  • 年末年始の帰省時(「新年の計画を一緒に立てよう」という文脈で)
  • 親自身が終活・相続の話題を出したとき

特に敬老の日(9月第3月曜日)は、感謝と長寿を祝うポジティブなタイミングとして最もおすすめです。メッセージカードに「一緒に長生きしてほしいから」と添えて渡すと、温かみのある贈り物になります。

強制せず本人のペースに任せる重要性

渡した後は、「書いた?」「まだ書いてないの?」と催促しないことが非常に重要です。

エンディングノートを書くことは、自分の死や老いと向き合う行為でもあります。心理的な準備が整っていない状態で急かされると、ノートに対してネガティブな感情を持つようになってしまいます。

渡したら「いつでも書いたら教えてね」と一言添えるだけにして、あとは本人のペースに委ねましょう。ノートの存在を認識してもらえただけで、まず大きな一歩です。数ヶ月後の会話の中で「そういえばあのノート、少し書いてみたよ」と親から話してくれることが理想の展開です。

エンディングノートに関するよくある質問

エンディングノートに関するよくある質問

エンディングノートに関してよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。

Q. エンディングノートは何歳から書くべき?

A: 法律や規則による年齢制限はなく、何歳からでも書き始めることができます。近年は40〜50代から書き始める方が増えており、特に「もしも」を考えるきっかけとなった出来事(親の入院・自身の病気・コロナ禍など)をきっかけに始めるケースが多いです。早めに書いておくほど、医療・介護の希望を元気なうちに伝えられるメリットがあります。

Q. エンディングノートに法的効力はある?

A: エンディングノートに法的効力はありません。記載した財産分配の希望は法的には無効で、財産の分配を法的に指定するには正式な遺言書の作成が必要です。遺言書には自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類があり、それぞれ作成方法が異なります。詳しくは法務省「遺言書について」をご参照ください。エンディングノートは家族への意思伝達ツールとして、遺言書とは別の役割を担います。

Q. 書いた内容は定期的に更新すべき?

A: 年に1回程度の見直しが推奨されます。住所・電話番号・口座情報・保険契約内容は変更になることがあるため、定期的に最新情報に更新しておくことが大切です。特に年末年始や誕生日など、定期的な見直しタイミングを決めておくと忘れずに確認できます。書き損じた場合は二重線で消して訂正し、訂正箇所に日付を記入する習慣をつけると管理しやすくなります。

Q. 夫婦で1冊を共有してもいい?

A: 可能ですが、それぞれ別のノートを用意することを強くおすすめします。エンディングノートには医療の希望・財産情報・個人的なメッセージなど、非常にプライベートな内容が含まれます。1冊を共有すると情報が混在して読みにくくなるだけでなく、一方が先に亡くなった場合に整理が複雑になります。夫婦で同じ商品を2冊購入することをおすすめします。

まとめ|エンディングノートは今日から始めるのがベスト

まとめ|エンディングノートは今日から始めるのがベスト

この記事では、エンディングノートのおすすめ10選と選び方・購入場所・書き始め方・親への渡し方まで幅広く解説しました。最後にポイントを整理します。

  • 迷ったらコクヨ『もしもの時に役立つノート』(約990円)が書きやすく・価格も手頃で最もバランスの取れた定番の1冊
  • 詳細に記録したい方は学研ステイフルや日本法令の充実タイプ、費用を抑えたい方は自治体配布版や厚生労働省PDFが最適
  • 書き始めは「基本情報」と「緊急連絡先3人」だけ10分で記入し、保管場所を家族に伝えることが最重要の第一歩
  • 親へのプレゼントは「終活」という言葉を使わず・誕生日や敬老の日に・強制せず渡すのが成功のコツ
  • エンディングノートに法的効力はないが、家族の負担を減らす意思伝達ツールとして非常に大きな価値がある

エンディングノートを書くのに「まだ早い」という年齢はありません。元気なうちに自分の意思を記録しておくことが、大切な家族への最大の贈り物になります。

まずは1冊手に取って、今日から10分だけ書き始めてみましょう。

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